パキシル減量 15日目

<睡眠の状況>

昨夜の服用量:マイスリー10mg・レンドルミン0.25mg
一週間の疲れがどっとっでて、朝からだのだるさがひどく起きる事
できず、am11:00まで布団の中。
簡単な朝食をとり、再びpm2:00まで布団の中に居た。

<精神の状況と体調>

昨夜の服用量:パキシル なし

仕事が忙しく、夜パキシルを半分に割って飲むのが
めんどうだったせいで、思い切ってこの3日間飲まずに過ごした。
いまのところ、めまいや、大量の汗もなく、また不安症状
や発作もない。
イライラと緊張は引き続きとても強いため、それには辟易とする。

ただ、昨日も記録したように、正当な「怒り」は薬で抑える
べきものではないように思う。

古い本だが、オルダス・ハックスリーの「すばらしい新世界
講談社文庫)には「ソーマ」という「幸福になれる薬」
がでてくる。
ちょうどパキシルデパスをあわせて、もっと効き目を
よくしたような薬だ。
はたして、自然な苦しみを排除する必要があるのか。
どこまでが自然でどこまでが不自然なのか私にはわからないが
「新世界」に紛れ込んだ「野蛮人」の言葉が印象的だ。

−−−以下 p.278から引用 ---
(総統)「われわれは物事を愉快にやるのが好きなんだよ」
(野蛮人)「ところが私は愉快なのがきらいなんです。私は神を欲します、
詩を、真の危険を、自由を、善良さを欲します。わたしは罪を欲するのです。」
「わたしは不幸になる権利を求めているのです。」
>>中略
(総統)「それじゃいうまでもなく(中略)あらゆる種類の言いようもない苦悩に責めさいなまれる権利もだな」
 永い沈黙がつづいた。
(野蛮人)「わたしはそれらのすべてを要求します」野蛮人はついに答えた。